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レストラン 2024.06.24
こんにちは。いつもスタッフブログをご覧いただきありがとうございます。6F 京料理「入舟」の掛川です。梅雨に入り、雨の日が多くなりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか?
本日は6/12に京料理「入舟」にて開催しました京料理と日本酒をお愉しみいただくイベント「京料理 入舟と辰馬本家酒造 白鹿の夕べ」をご紹介いたします。今回は常連の方々を含む40名を超えるお客様にお越しいただきました。「辰馬本家」は1662年に創業以来360余年の歴史を誇る兵庫県の酒どころ灘五郷の西宮郷にある酒造会社です。当日は営業部門の精鋭3名 高柳様、宝満様、松本様にお越しいただきました。
お食事の開始前には高柳様、松本様よりブランド名となっている「白鹿」、そして「灘五郷」のお酒の特徴(宮水、気候、お米、杜氏)などについてお話いただきました。簡単にまとめますと、「白鹿」の名前の由来は中国の故事にあり、千年を生きた白鹿=長寿の願いが込められているとのこと。灘五郷の西宮郷は六甲山系から繋がる豊富な地下水 宮水に恵まれています。水質はやや高い硬水(伏見は軟水と言われるが、比較してミネラル分が多い)で、但馬・丹波地方などお米の産地が近く、河川や水運を利用した運搬の面でも適した環境にあったことなどが今でも酒造りが続けられている大きな理由と言えます。また忘れてはいけないのが3大杜氏のひとつ、丹波杜氏の存在です。お米の収穫を終えた農閑期に出稼ぎとして前述のお米の産地よりこられ、灘のお酒を造り、地方のお酒造りに技術を伝えていったそうです。
私たちが普段飲んでいる美味しいお酒にも様々な環境、人的要因、歴史があることを改めて学び、またご参加のお客様も熱心に耳を傾けておられました。6月は日も長く、窓の外は明るいままでしたが、そろそろお食事開始の時間となりました。
入舟の料理長 臼井が限定酒を含む6種類のお酒に合わせるのは、初夏の味覚を使ったこだわりの京料理。まずはさらりとキレのある辛口の黒松白鹿「純米シルク」を先付の枝豆豆腐 湯引き蛸 雲丹に合わせて。ふんわり仕上げた穴子と冬瓜の御椀にはお出汁との相性の良い風味豊かな「黒松白鹿 純米大吟醸 豪華千年壽」を。また、八寸の前には最高級酒の「超特撰 純米大吟醸 鳳凰白鹿」をお愉しみいただきました。多彩な味わいが揃う八寸には滑らかな酸味とふくよかな旨味が奥行きをあたえてくれる「京都限定 特別本醸造 辰屋」で後口さっぱりと。四段仕込で旨みを最大限に引き出した「特撰 黒松白鹿本醸造 四段仕込」は冷酒で小鮎の塩焼きと、燗酒は賀茂なすと合鴨ロースの焚合せに合わせてお愉しみいただき、和やかなうちに閉宴と向い、2010年醸造の「黒松白鹿 熟成古酒」の熟成による芳醇な甘みと香りを水物とともにご堪能いただきました。
今回は40名様を超えるご予約があり、多くのお客様に入舟のお料理とおもてなしをお愉しみいただきうれしい限りです。無事時間通りに終演を迎えることができ、ご協力いただいた辰馬本家酒造の高柳様、宝満様、松本様本当にありがとうございました。
引き続きホテルオークラ京都の京料理「入舟」を何卒よろしくお願いいたします。次回開催は9月中ごろの予定です。また皆様の笑顔にお会いできるようスタッフ一同努めて参りますので、どうぞ奮ってのご参加のほどよろしくお願いいたします。
以上
入舟 掛川
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