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レストラン 2024.02.19
こんにちは。いつもスタッフブログをご覧いただきありがとうございます。6F 京料理「入舟」の掛川です。
本日は2/7に京料理「入舟」にて開催しました京料理と日本酒をお愉しみいただくイベント「京料理 入舟と北川本家 富翁の夕べ」をご紹介いたします。
今回もリピーターを含む20名ほどのお客様にご参加いただきました。
「北川本家」は1657年に創業し、360余年の歴史を誇る京都伏見の酒蔵です。当日は14代当主の北川幸宏様にお越しいただきました。
お食事の開始前には北川様より「伏見」についてお話いただきました。「江戸の初期には伏見に日本の首都としての機能があり、淀川の流れに乗って、経済の中心で天下の台所と言われた『大坂(大阪)』への人や物の往来が盛んになり、酒造りも始まった。」という興味深いお話しもございました。よく水が良いからお酒が造られるようになったといわれますが、人の往来、物(米)がなければお酒も造れないので、まずはそういった環境にあったことが大きな要因であったようです。伏見には現在約2㎞四方の中に21もの蔵元があるそうです。日本酒どころは全国各地にありますが、ここまで密集しているところは他になく、切磋琢磨しながらそれぞれの個性をいかしたお酒造りをおこなっているとのこと。そんな京都には「全国初の日本酒で乾杯条例があります。」というお話の流れから乾杯へと移り、お食事開始となりました。
入舟の料理長 臼井がお酒に合わせたのは、冬の味覚を使ったこだわりの京料理です。ラインアップされていた6種類の日本酒に加え、北川様よりリストにない秘蔵の一本もお持ちいただきました。まずは優しい味わいの「富翁 特別純米 五百万石」に先付け 鯛の昆布〆を合わせて。海老真丈の御椀にはお出汁との相性の良い風味豊かな「富翁 大吟醸 山田錦」を。
また八寸の前には冬季限定の「秘蔵酒あらばしり」をお愉しみいただきました。焼物 鰆の西京焼には滑らかな酸味とふくよかな旨味が奥行きをあたえてくれる「富翁 純米大吟醸 ささにごり」で後味さっぱりと。京都限定の酒造好適米「祝米」を使った「富翁 純米吟醸 祝」は冷酒とぬる燗でそれぞれの違いをお愉しみいただきました。リピーターも今回初めて参加してくださったお客様も、北川様と日本酒のお話しを愉しまれ和やかにお過ごしのうちに閉宴の時間となりました。
これからも蔵元様によるお酒のお話と、日本酒と京料理のマリアージュを愉しんでいただける会を企画してまいりますので、今後ともホテルオークラ京都の京料理「入舟」を何卒よろしくお願いいたします。次回開催は6月ごろの予定です。また、皆様の笑顔にお会いできるようスタッフ一同努めて参りますので、またぜひご参加をよろしくお願いいたします。
入舟 掛川
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