お電話
Phone: (075)211-5111 (代表)
みなさまこんにちは。スカイレストラン「ピトレスク」の山本でございます。
ピトレスクでは、2016年8月21日(日)に「日本酒とフレンチを楽しむ会」を開催いたします。
今回イベントで使用する日本酒「雁木(がんぎ)」を造っている、山口県岩国市にある「八百新酒造」へ視察に行ってまいりました。岩国で感じた魅力を皆様にもお伝えできたらと思います。
京都を出発し、広島で乗り換え山口県岩国市へと向かいました。山口では、今回お世話になる「八百新酒造」の小林社長と榊田様に市内を案内いただきました。
まずは日本三名橋の錦帯橋へ。錦川に架かる錦帯橋は、美しいアーチからなる橋で、山を見上げれば岩国城が望める絶景のポイントです。錦川には鮎も泳いでおり、自然を感じる場所でした。
小林社長より城下町岩国の歴史をうかがい、その後錦川沿い(国道187号線)を走り、山代地域(錦川上流域)にて、代々山葵農家をされている、藤井様に山代地域の特産品についてお話しをうかがうことができました。
藤井様は、もともと大阪で違う仕事をされていましたが、お父様の後を継がれるため、岩国に戻って来られました。以前より、バイオテクノロジーに興味を持たれ、バイオ研究室に足を運び技術を習得されてきました。
山葵農家になってからは、山葵の在来種の研究をされ、畑の在来種の割合を増やすことに成功されています。その他にも、山代地域で育てられている山菜のお話しや、過去に2度、利き鮎会でグランプリをとっている「宇佐川の鮎」についてお聞きすることができました。
実際に、山葵の茎を食べさせていただきましたが、ほのかな甘みがあり、シャキシャキとした食感が印象的でした。
次に今回の目的、八百新酒造へ伺い、蔵の中を見学させていただきました。八百新酒造の日本酒の仕込みは、9月から始まり6月の上旬で仕込みを終えるそうです。この時期は機材が使用されていませんでしたが日本酒を仕込む手順をうかがいました。
また、八百新酒造が明治に創業してから「雁木」ブランドができるまでの沿革を小林社長よりうかがい、雁木にかける熱意を感じました。今は、お得意様用に別の銘柄をわずかに作られているだけで、「雁木」をメインに販売されています。
夕食は、小林社長ご紹介の割烹「福源」にていただくことに。イベント当日にご提供する予定の日本酒4種類を料理と合わせていただきました。
写真右に写っていますのが、純米大吟醸「雁木 鶺鴒(せきれい)」です。非常にすっきりとした清々しい飲み口でお米の香りも良く、余韻のあるお酒でした。瀬戸内海でとれた魚との相性も抜群。様々な魚介を堪能し、大変贅沢な時間を過ごしました。
2日目はあいにくの大雨。残念な天候でしたが、近海の魚介類について調べるため、周防大島から岩国に入ってすぐの「大畠活魚センター」へ向かいました。「大畠活魚センター」では、岩牡蠣やサザエ等、サイズが大きいものばかり。瀬戸内海のサザエは日本海のものとは違い、角が無いそうです。岩牡蠣は30cmを超えるものもあり、その大きさに驚きました。
その後は八百新酒造の小林社長と榊田様と再び打ち合わせ。ピトレスクで初めての試みとなる日本酒とのコラボレーション。実際にイベントで使用する日本酒や食材について、作り手のお話しをうかがうことができ、充実したイベントとなりそうです。
今回開催するイベントは、ピトレスクシェフ 玉垣の料理と「雁木」のマリアージュをお楽しみいただける特別イベントです。当日は、このイベントで初登場の「雁木の古酒」もお飲みいただけます。ぜひ、皆様のご参加お待ち申し上げております。
◆8月21日(日)開催 「日本酒とフレンチを楽しむ会」イベントについて
※掲載内容は投稿日現在の内容です
ピトレスク 山本